赴くままに読書通信

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常識を覆す「新常識」~『あなたの体は9割が細菌』アランナ・コリン①

序章・目次

  1. 常識を覆す「新常識」
  2. 微生物たちの提供するサービスとは
  3. 微生物たちの棲家「ヒト」

 

1.常識を覆す「新常識」

 あなたは人の体に遺伝子が全部で何個あるのか知っているだろうか。

地球で最もこのテーマに詳しい科学者たちは、「遺伝子の数当てゲーム」と称して一堂に会した。

 

「マウスの遺伝子は2万3千個だったから、それよりは多いだろう」

そう考えたのは、上級博士研究員のリー・ロウェンだ。

 

科学者たちの予想の平均は5万5千個で、最高は15万個だった。

ロウェンの回答は約2万6千個という予想を出した。

 

さて、あなたは遺伝子の数はいくつだと思うだろうか?

 

 ヒトの遺伝子の数は、2万千個だった。

あなたはこの数字を多いと思うだろうか。それとも少ないと思うだろうか。

 

実はこの数、3万千個の遺伝子を持つミジンコにはるかに及ばない。

単純な生物としての大きさを比較すれば、ミジンコよりもヒトの遺伝子の方が「多そう」と考えるのが自然だと思う。

 

ここで、この記事のタイトルを思い出してほしい。

 

著者のアランナ・コリン氏が提唱する新常識とは、

人体というのは、共存と共栄をしながらあなたの体を維持している生物種の「集合体」であって、「マイクロバイオータ」と呼ばれる100兆個の共生微生物の存在がそこにある。

ヒトの細胞と比べれば10倍も多く、人体に棲むこれらの微生物を合わせると、遺伝子の総数は440万個になる。これらの集合体のことを、「マイクロバイオーム」と呼ぶ。

 

つまり、まだ世の中では多くの人が「人体を構成するのは遺伝子だ」という常識を持っているかもしれないが、実はそうではない。

私たちが「自分」だと思っている体の99%は、微生物たちによって構成されている。

 

 

次回予告「微生物たちの提供するサービスとは」

私たちの体に棲む微生物たちは、決して「ヒモ」などではない。

では、私たちの体にどのような恩恵をもたらしているのだろうか?その働きとは?

つづく↓

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あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

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